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スターダストの輸入は簡単 [ペリー・ローダン]

40数年前ローダンヘフトを輸入しようとすると、とても大変でした。試行錯誤の結果、送金小切手に落ち着いたものの、今ではアマゾン・ドイツで日本ように普通に買えるし、E-bookに至っては十社以上から買うことが出来ます。まったく便利な世の中になったものです。ただ、今でも困るのはEU以外送付できないと書いてあるところあることです。その一つが前から気になっていたEins A Medienという会社のHP。ここはE-bookの扱い40万冊以上を誇っているのですが、若干ですがプラモデルやNEOフィギュアシリーズ(6種類)も扱っています。
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Facebookのペリーローダンの編集部(PERRY RHODAN-Redaktion)のページにはローダンの新刊や作家の状況など役立つ情報がありますが、当然ながら本やグッズの宣伝もあります。自分の誕生日ケーキにローダン編集部からいいね!をもらったあと、ちょうどスターダストの広告があったので、「日本には売ってくれない!」と書いたら「そんなことない、多分大丈夫だよ」と返信がありました。さっそくそのEins A Medienに注文してみると、「50ユーロ追加するなら日本へ送る」とのこと。本当?と思いながらもPayPalで送金すると、翌日に荷物送ったとの返事。そして待つこと10日、こんな大きな箱がとどきました。中に高さ38cm、幅23cmの本体の箱が入っていました。ワクワクと発砲ケースを取り出し二つに割ってみると、あのスターダストとご対面。参考にチェコレートのスターダストとの比較です。(多分)ドイツ製ですから細部の仕上がりなど期待していませんでしたがその通りの仕上がりで、まあファンとしては持っていることに意味があるというものです。
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ところでローダン編集部の9月8日(ローダンヘフトの第1巻「スターダスト計画」が発売された日です)のページにはローダン誕生日ケーキとそれを食べる編集部のインターン学生の写真がありました。こちらも、いいね!
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チョコレート製のスターダスト [ペリー・ローダン]

今年は60回目の誕生日。普段よりずっと奮発してマルペケーキとスターダストを新百合ヶ丘のエチエンヌというケーキ屋さんに作ってもらいました。s-シャツ.jpg
マルペケーキは3代目マルペTシャツのマルペ部分をインクジェツトで印刷したイチゴのケーキ。チェコレート製スターダストはホワイトチョコレートの型に上からペンチョコで模様を描いたものです。
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左は参考にしたペーパークラフト、真ん中が2015年に発売されたプラモデル。高さ30㎝もあって定価は149.9ユーロでしたが今では99ユーロで販売中のものです。そして右が今回のチョコレート製スターダスト。見ての通りずんぐりしていて、実物を見た初めて見たとき「かわいい」と思いました。高さ17cm、底部の幅9cm。
スターダストはスターダストⅡやスターダストⅢと続く人気の宇宙船です。ローダンNEOの1巻目タイトルは「スターダスト」、2014年には8億人のテラナーが避難したアンツレスタ銀河のスターダスト星系が舞台の全12冊のミニシリーズ「スターダスト」も刊行されています。まさにローダンシリーズの象徴といっても過言ではありません。
本物?のスターダストは全長91.6mもあって3段式のフォン・ブラウンの設計したNOVAロケットでした。1段目は化学ロケット、2段目と3段目はなんと液体水素燃料の原子力ロケットでした。3段目のムーンライダーには翼があるように、そのまま地球に戻って来られるようになっています。ファンの作ったアニメのスターダストの飛行シーンは実にカッコよく月面を滑空しています。(youtubeでmission stardust (2036)で検索すると見つかります)
などと思いつついつ食べようかと考えているところです。
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ペリー・ローダンNEO -新たに始まる未来- [ペリー・ローダン]

50周年企画「Geheimnisprojekt X(秘密計画X)」として長く秘密にされ、くヴェルトコン2011>で華々しく発表された「ペリー・ローダンNEO 1 スターダスト」が本日出版されました。
第1シーズン(Staffelという)の8冊が毎月発売されて、売れ行きが良ければ続行とのこと。表紙のローダンも格好良いし、来月はトーラといううれしい情報もあります。
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ストーリーの感想などは次の機会として、まずは最初のページに説明されている登場人物について。
すぐに気づくのは、レジナルド・ブル(レジ)。レジナルド・ブルの愛称というばブリーと長らく親しんできたのですが、NEOではレジになっていました。原文はregですからレジと読むかは疑問はありますが、レジナルドなので短縮してレジですか。
続いてクレストはクレスト・ダ・ツォルトラルになっています。アルコン人は名前だけで姓はありませんので、ツォルトラルは家名です。ダはドイツ貴族のフォンと同じ。つまりツォルトラル家のクレストです。この表記としてこれまでもラス・トオルのアオリスという美女がいました。じゃ、トーラはといえば悲しいことにトーラのままです。これは1巻ではまだクレストとの関係でトーラ・ダ・ツォルトラルには出来ないからでしょうか。
ローダン用語ですが、こちらもNEOでは少し変えています。例えば長らく親しんだ反重力リフトは反重力エレベーターに、遷移エンジンは転移エンジンに変わっています。Antigravlift、Transitionstriebwerkとドイツ語は同じですから雰囲気チェンジの意図がありそうです。
NEOの特徴としてルビが多いのですが、アルコン人にはアルコニドとルビされています。とするとアルコン人のクレストにはアルコニド、アルコン人のトーラはアルコニディン、アルコン人の星にはアルコニデンと3種類のルビができるので校正さんも大変ですね。
古い話ですが、Blau Systemというファンクラブが出来た時に翻訳者の松谷さんから「あれは酷い、原書のタイトルDas Blaue Systemからとったらしいが、ローダンのフアンクラブだったら正しいドイツ語を使って欲しいものだ」と小言のハガキをいただいたことを思い出しました。(Dasを抜くとBlaues System)
種族名はヒューマノイドなら~人、トプシダーのように爬虫類とかメタン生物だったらそのままとか原則らしいものはありますが、結構例外だらけでNEOでも前途多難が続きそうな予感です。
いずれにしても、NEOの未来は今始まったばかり。どんな世界が展開するか楽しみです。

ローダンのラーメン [ペリー・ローダン]

500巻後半「テラナー」でローダンの親族としてカールおじさんが登場しましたが、ローダンという姓はそのKarl Rhodanの父Jan Rhodanが1919年にアメリカに移住してアメリカ風?にしてからです。ドイツではJan Rhodenと名乗っていて、遡ると1600年頃の東フリースラントにたどり着くそうです。その頃はRouden又はRaudenと呼ばれていました。語源は赤Rotから来ているとの説もあります、先祖は赤毛だったのでしょうか。
アメリカは世界一姓の数が多い国です。その原因の一つとされているほど移民登録時の綴りの聞き間違いが多かったそうです、聞き間違いかどうかは別にしてもローダンという姓に変えた理由は不明です。
ハルターのイホ・トロトは親しい人には名前の最後にosを付けます。RhodanのことはローダノスRhodanosと呼んでいました。話は違いますが、フランス人はローダンからローヌ川(ラテン語ではRhodanusロダヌス川)を連想するそうです。綴りが似ていますね。
さてローダンという稀少姓をネットで検索すると米子の《ローダンのラーメン》が上位で見つかります。そんなことからずっと前から一度は食べてみたいと思っていたのですが、ついにその機会が訪れました。今年の第54回SF大会が米子で開催されたからです。ローダンのラーメンは駅から400mほどの道路沿いにあります。SF大会開催中もあって少し目立ったデイスプレイがされていました。
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窓際の待ち席はこんな状態にs-P1060772.jpg
ラーメンの味は正油とみそ、トッピングはキムチと焼豚があって組み合わせで6種類のラーメンが食べられます。今回はこのうち正油ラーメンを食べましたが、昔ながらのあっさりした醤油味で、何度食べても飽きない感じです。お客さんは常連っぽい人から、旅行の途中寄った感じの人まで様々でした。
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《ローダンのラーメン》のローダンがSF小説の主人公というのは今回初めて知ったそうです。ローダンは全くのオリジナルで、考える人のオーギュスト・ロダンRodinとローランの歌のローランRolandを足して作ったものです。偶然の一致ですが、《ローダンのラーメン》いい響きです。

マリアンネ・シドウさん亡くなる [ペリー・ローダン]

ドイツSF女流作家のパイオニアであるマリアンネ・シドウさんが2013年6月2日亡くなりました。1944年7月24日生まれですから69歳。訃報はすぐには伝わらなくて、私が気づいたのは1か月後のFacebookで同じローダン女性作家のUschi Zietschさんの引用記事からです。それから編集者のAlexander Huiskesさん、Achims MehnertさんのAchims Brogなど次々と訃報が報じられるようになりましたが、ローダンチームを辞めた事情からか、公式ホームページに記事が掲載されたのはそのしばらくたってからでした。その事情については"ごやてん跡地"に詳しく書かれているので、繰り返さずに別の角度から思い出を書きます。
マリアンネ・シドウさんには1984年に自宅を訪問して一度だけお会いしたことがあります。ローダン作家の写真はデビューした時の写真をずっと使い続けますから、この公式の写真のままとは思っていませんでしたが、想像以上に別人でした。つまりかなり太っていました。sydow.jpg
それはさておき、タクシーでベルリンの自宅に着くと玄関にそれらしい人が「初めましてマリアンネ・ジュドウさんですが」「いいえマリアンネ・エーリヒと呼んでください」と云われた時には驚きました。知らなかったのですが、その頃ベルリンで有名なSFファンであるハインツ・ユルゲン・エーリヒ(Heinz-Jürgen Ehrig)さんと再婚して新婚さんだったんですね。
ご挨拶とローダンの話が一通り済むと、カメラを持ってきなさいと、家の中を案内されました。どの部屋も本で埋め尽くされていました。地下室は天井まで本、子供部屋も本、使われなくなった冷蔵庫の中にも本、その数万冊の本以外にもビデオが600本ありました。聞くと、ドイツではSFが冷遇されているので、友人に頼んだり、いろいろ手を尽して集められる限りの総てのSFがあるとの答え。だぶった本だけでも一部屋分ありました。
日本人だからとシドウさんとドイツ版ゴジラを観ていると11歳の息子ラルフ君が学校から帰宅したので、「ウルトラマン白書」をプレゼントすると、当然この環境で育った子供ですから、ウルトラ兄弟どころか、仮面ライダー、マクロスまで知っていました。
そのうち公務員のハインツ・エーリヒさんも帰宅したので、日本SF大会のコスチュームショービデオを観てもらうと、ベルコンというSF大会を開催したり、ローダン映画を作るくらいのSFファンだけに大変喜ばれました。とにかく仲の良いSFファン一家という印象です。
そんな家族ぐるみで集めた大量の本は1990年代後半にはベルリンには置けず、ベルリン郊外の村に引越しギャラクティカ荘(Villa Galactica)と名付けられました。2003年にはご主人がなくなりましたが、その13万点もの書籍、雑誌、ビデオなどのカタログ作業は続けられ、シドウさんが亡くなったことにより、そのプロジェクトは息子ラルフ(Ralph Ehrig)さんに引き継がれました。全ヨーロッパ的収集との呼び名もあるだけに、SF界の名所として引き継がれて良かったです。


ペーパークラフト計画 [ペリー・ローダン]

R1のことを書いた直後に届いたPRFZ(ペリーローダンファンセンター)の季刊『SOL』69号に初めてペーパークラフトの付録つきでペーパークラフト入門講座が掲載されていました。タイトルは"Per catae ad astra - Das gefaltete Perryversum" これはローダンの別名ad astraの元文Per Aspera ad astra(困難を克服して栄光を獲得する)をもじったもので、たぶんcartae(紙)を通じて栄光を、という意味だと思います。折りたたまれたペリー世界、厚紙計画第1部となっていまして第2部は70号に連載予定です。s-P1090229.jpg
作者のMarco ScheloskeはPRFZのペーパークラフトシリーズの作成者として有名な人。彼によると、そもそもペーパークラフトは子供の遊びではなくて、部品点数が1000以上のものもあるくらい複雑で高度な技術を要する大人の趣味であること、そしてプラモデルと比較して道具も少なくて済むし、お金もかからないという利点があるとのこと。s-EPSON001.jpg
解説は懇切丁寧で、このサイコロを作るのに11段階で写真付きで説明しています。まず必要な道具はこのように30cmの定規やピンセツト2種類に、レゴブロックまであります。レゴブロックはこのように写真を見ると一目瞭然で、なるほどですね。s-ブロック.jpg
新しいペーパークラフトの広告もありました。Nr.6."Sternenraumer der Orracameo" 11.90€、今なら6.4€で発売中です。

グラディエーターR1 [ペリー・ローダン]

今年新年早々の1月9日、ローダンHPに"ペリー・ローダンの紙工作"というニュース文がありました。それによるとローダン編集部に紙工作についての問い合わせが多いためこれまでのペーパークラフトの経緯を簡単にまとめものだそうです。
最初の紙工作(Bastelbogen)は2303巻に掲載されたSATURN級宇宙船でした(ENTDECKER IIとも呼ばれる)。続いて2490~2492巻の"スターダスト"、次に2514~2516巻の"DZ-schlachtlicht"、近くは2557~2559巻の"Gladiator"。PRFZでも"Perry Rhodan Paper"として出版されていますが、そちらは公式出版物でないので含まれていません。
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この紹介された中ではまだ作ってなかったテラ戦闘ロボットTKRシリーズのグラディエーターR1ですが、数か月かかってやっと完成しました。
こんなに時間がかかったのはこれまで使ってきた常備のインクジェット写真紙がなくなったことて゜す。手近にあった厚紙の画用紙で試しのですが印刷が悪すぎました。ならばインクジェットではないけれど印刷は綺麗だと思われるカラーレーザー用紙186g/m2を都会まで出て行って購入しました。光沢でないのでインクが糊でと変色することも少ないとの読みです。それは当たっていましたが、困ったのは紙が分厚いと折りぐせがつかないのです。また糊しろが小さすぎて、足指の大きさがまちまちになってしまいました。こんな小さな工作が手の大きなドイツ人にできるのは不思議です。
結果としてバランスが悪くて見本のようにはうまく立たず、紙に寄り添って立っています。身長は2.5mの1/12モデルですから20cmですが、膝を立てているので18cm位です。ロボット軍団を作という大構想があったのですが、当面計画凍結ですね。
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グラディエーターR1は329巻登場するとすぐに390巻で図解が掲載され、大図鑑シリーズにも掲載されていましたからファンに馴染みがあって人気もありました。ペーパークラフト以外にフィギュアも販売されています。
設計図はローダン公式HPのMultimedia-Lounge>Downloads>Bastelbögenから無料ダウンロードできます。gladiator-bauanleitung.pdfが組立説明書で6頁あります。GLADIATOR Druckbogen.pdfが設計図です。
設計者のマーチン・ゼンガーさんについてはperrypediaに情報がありませんが、kartonist.de(kartonmodell 紙模型)によるとダイナミックなポーズという要望から膝を立てたポーズにして、武器を持つため肘も90度に曲げるなど設計は苦労したそうです。彼自身はローダンファンではありませんから、淡々と細部に拘った設計をしたようですが、おかげで部品数は191にもなりました。うまく作れば自慢できそうです。

ファン文化の死 [ペリー・ローダン]

ローダンHPにリンクしてあったxtranewの"ファン文化の死"という刺激的なタイトルが目にとまりました。ファン文化というのは読者が定期的に集まったり、ファンジンを発行するようなファン活動をいうようです。ドイツのファンダムはSFも含めて50歳以下が殆ど見当たらない状態になっています。ローダンを電子書籍で読むような若いファンはツイッターやフェースブックで満足しているからか、詳しい事情は分かりませんが、あと20~30年にはファンクラブから人はいなくなってしまうという記事でした。
そこでローダンとアトランのヘフトと惑星小説の初期の版をグラフにしてみました。
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これから電子ブックを除いて全ての版が入手できた1982~84年3年間とその前後5年くらいがローダン全盛のよう見えます。全盛期23万部発行されていたそうですが、今は13万5千部発行されて実売7万5千部ですからファンは半減です。
日本はどうか推測してみました。昔はローダン総発行部数〇〇万部というコピーがSFマガジンなどに広告されていた覚えもあるのですが、今手元にないので確認できず、乱暴ながら去年2600万部だったということだけを唯一の手掛かりに経験と勘でグラフ化しました。(あくまで個人的な推測ですから)
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「依光画集」の1980年~「ローダン読本」の1984年までが全盛期のような気がします。期せずして全盛期は日独共通みたいです。この頃、私は20代前半で、周りのファンはまだ10代の方が多かった記憶があります。社会の高齢化が進展してよく人口ピラミッドをよく見るようになりましたが、ファン人口ピラミッドを推測してみました。
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同い年の翻訳者五十嵐洋さんの"あとがきにかえて"の中で高齢化テーマ増えてるのが、よく分かります。SFマガジン2013年1月号で池澤春菜さんが『SFファンの平均年齢は毎年1つ上がるって問題もいよいよ笑いご事じゃなくなってきたね』と4コマで書いていましたが、年齢層はSFファン>ローダンファンとはいえ傾向は同じですからこちらも笑えません。今月出版の438巻『支配者ラルド』1978年出版の34年前の本ですからね。電子ブックのセット化とか低価格化とか高齢少ファン化対策して欲しいものです。

"ヴェルトコン2011"DVD発売 [ペリー・ローダン]

ローダンnetのニュースレターinfotransmitterによると、PR Weltcon2011の記念DVDが発売されたそうです。説明では特にお勧めの内容は、<コース3000>-ウベ・アントンとクラウス・N・フリックの二人が3000巻までどういう展開になるかを対談した企画と、<全作家>-作家チーム全員が舞台にずらっと並んで読者の質問に答える企画の2つ。当然ですが他にも実況やインタビューなどいろいろ詰め込んで150分、ドイツ語、価格は15ユーロ。
公式ホームページに発売元のLarp.TVのショッピングサイトへのリンクがあります、最初に登録が必要です。アマゾン・ドイツにもリンクがあったので、購入しようしまたが、残念ながらこれは日本への輸出不可品でした。
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『テラナー』グラフィティの無料ダウンロード開始 [ペリー・ローダン]

記念すべきローダンの1000巻"Der Terraner"が出版されたのは1980年10月21日でした。ウィリアム・フォルツの草案作家として、これまでの1000巻を総括しつつ今後の進むべき道筋を示したシリーズ最高の1冊です。ローダンはエデンⅡを訪問した後、"宇宙ハンザ同盟"の設立を宣言、時に3588年、新銀河歴NGZ元年の事でした。2000巻"ES"の翻訳は2004年に発行された『ローダン・ハンドブック2』に掲載されましたが、そこで語られた"たまねぎの皮"宇宙進化モデルはウィリアム・フォルツの考案ですから、ローダン・シリーズを貫くバックボーンとしても1000巻は意味がありました。
『テラナー』には"Graffiti"という短い章が10章あって、それぞれに過去の典型的なテラナーが語られ、10人目がペリー・ローダンでした。当時『テラナー』を1年かけて翻訳しましたが、このGraffitiという単語はどこの辞書にもなくて、結局グラフィティとしたことを覚えています。
ローダン公式HPはウィリアム・フォルツの文にマリエ・サンのイラスト付き"Graffiti"を32年振りに復活し、そのPDFファイルを無償ダウンロードできるサービスを始めました。ドイツのファンもお気に入りの文章だったんですね。10月14日まで開催していたフランクフルト書籍見本市2012で行われたマリエ・サンのサイン会も盛況のようでした。
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